INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
引きこもり脱出2 図書館の性質 
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さて、図書館につきました。
そこには何があるでしょう。

本です。
系統別に仕分けされた大量の本。
特別な目的がないなら開架式の図書館がいいでしょう。

本という知識のパッケージは、ネットの情報と何が違うでしょうか。

1 商品として洗練された情報である

ネットの情報は原則として無料です。また制作にも費用がかかりません。本は人がお金を出して買います。その分洗練されているといえます。

2 時間的な幅が広い。

ネットの情報は、基本的に「今」です。発信も今、発想も今、消費も今です。古い情報は廃棄されます。wwwの発展がそもそも90年代ですから、それ以前の情報はありません。また記録を目的に使われ、公開されているケースはたいへん少ないです。その場その場で消費されていく性質の情報が大部分と言ってもいいでしょう。

本の世界には、古典的名著が厳しいフィルタリングを経て残っています。

3 完結性が高い

本は一冊で一つの世界を形成し、一つの結論、一つの満足に収束することで商品性を保っていることが多いのです。ネットでは、たとえばブログなど、つねに途中経過です。心にとっては、一冊という単位で完結していく、ということは、情報として非常にとらえやすい、扱いやすいものです。
また一冊の本を読み終わった、という満足感は独特のものです。

4 多様な装丁がある

ネット上でも、バナーやウェブデザインというものがありますが、本のデザイン、装丁というのは、たいへん歴史があり、かつては丹念に作られたものです。
そこには著者や編集者が本を送り出す思いがあって、デザイナーの苦心があります。

かつてはそこにイラストレーター、カメラマン、写植屋など、さまざまな人が関わっていましたが、いまは制作費や単価が安くなって、ほとんどデザイナー一人の仕事となりました。したがって、表紙にイラストも写真もない文字だけのデザインが増えています。

いい装丁の本を見てください。いろいろな人の思いがコンパクトに一つの形になっています。本にオーラが出ています。

5 一覧性が高い

装丁の多様性によって、一目で何の本だかわかります。図書館の中は5〜10分もあれば回れますが、その間に人の興味や営みの全領域を感じ取ることができます。
ああ、こういう世界もあるなあ、といろいろなことが想像できます。

*
本には手触りがあり、愛着があります。本好きには言うまでもないことですが。
ネットを否定するつもりはありません。私だっておおいに活用しているのです。

しかし、同じ「情報」ならネットのほうが手軽だ、と同一視しないでほしいのです。
働きが大きく違うのです。
きちんと差異を認識して、使い分けてください。

以上は本と図書館の性質です。
それをどのように利用するか、次回に書きましょう。 


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