INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
質問が来ました!

質問が来ました。
ソクラテスではないですけど、私はQ&Aという形式がとても気に入っています。
いつも頭の中で一人で会話的な思考法をしているからかもしれません。

心について語ることは抽象的にならざるを得ない部分があります。ある典型的な人物を想定して語るというのは、ひとりよがりになる危険をいつも孕んでいます。
質問はつねに具体性を帯びた場面を想起させてくれて、多くの語る手がかりを与えてくれます。

本の感想もありやや長いですが、そのまま紹介します。


■質問■

こんにちは。村松さんの著作の読者であり、また二年ほど前に一度お会いしてお話をうかがった者です。その折は、無智な質問にいろいろと答えてくださり、本当にありがとうございました。「何もない。清々しい」という言葉はいまだに心の中に在ります。
六月の初旬に、神保町の三省堂本店で『達磨』を買って読ませていただきました。
感想を送ろうかと考えているうちに何となく時期を逸してしまっていたのですが、新たにブログを開設なさったことを知り、これを機に、とメールさせていただきました。
私は(と、いきなり近況を語るのも我ながら鬱陶しく思いますが)現在大学四年生で、就職活動中の身です。面接に落ちまくって未だに内定もなく、夏休みながら卒論と履歴書を日々書いております。
『達磨』を読んだのは、精神的に一番しんどかった頃です。「面壁九年」というこの達磨の物語に触れ、九年もの長い間、ただひたすらに洞にこもって座っているだけなんていったいどんな心境なんだろうか、と思いました。そして、そこまではっきりと自分の基準だけに拠って生きるというのは大変強いことだ、とも。その強さを、自分は持つことができないでいます。こと就職に関しては、私はどうしても友人や先輩と状況を比べてしまいます。年収。知名度。業界。そんな表層的な所に振り回され、肝心要の進みたい人生の方角もわからないまま、自分の基準もわからないまま、今に至ってしまいました。
けれど、二か月を経た最近は、(多少焦りはありますが)落ちついています。納得いくところに就職できるかできないか、それとも留年してしまうかは全然わからないけれど、その自分の基準を、まだ見つめ直さないといけないような気がしています。
この『達磨』という本が、こういった考え事の援けになってくれたような気がします。達磨が最後は洞の外へと出ていったように、自分も納得のいく生き様を心に据えて、早く社会に出ていきたいです。
それと、木の実と青菜が妙に頭に残りました。美味しそう、というわけでもないのですが、「噛みしめる」という言葉って、いいですね。

長くなってしまいましたが、「心が大事」について、さらにここから質問をさせてください。
8月15日の「分際を知る生き方」についてです。
「分際を知る」ということは、要するに、充足を知ってほどほどに生きる、ということですよね。
けれども、その時は高すぎる目標を設定して、それを最終的に乗り越えた人も、いると思うのです。就職活動で言えば、「世界中に影響を及ぼすような大きな仕事をしたい」と願い、無名の大学から世界に冠たる大企業に入社してどんどん出世していく、とか。あるいは、矢沢永吉のように、ロックで成り上がり、大スターになる、とか。
逆に、自分自身を知る、というのも、自分を不必要に縛りつけてしまうことも、あると思うのです。例えば、私の知人は「俺は全然もてねえし、女はみんな態度がでかくて気に食わないからマンガやアニメの女の子でいいわ」と言っています。傍から見ると、両方とも単なる思い込みです。彼はそれで満足しているようですが、もったいないな、と思います。
そこで質問です。
村松さんは「趣味については」と条件をつけていらっしゃいますが、これは仕事や人生についても同じことが言えるのでしょうか?お金や勝負事を基準にしてしまうと否定的に聞こえてしまいますが、仕事や人生に関しては、高みを求めたほうが良いのではないでしょうか?
そして、「分際」とは、自分自身で知ることはできるのでしょうか?先程の知人のように、傍から見て「分際」を間違えて捉えている人には、何と言えばいいのでしょうか?
「幸福のハードルは高いほうがいいのか、低いほうがいいのか」という問いは、もう何年も前から私の中で浮かんでは消えています。答えはまだわかりません。
長々と書いてしまい、恐縮です。「心が大事」の記事を以て返答として下さると、うれしく思います。
これからも、毎日更新楽しみにおります。「秘伝」にも、質問をさせていただくかもしれません。
「秘伝」を買って五年以上が経ちますが、今でも折に触れ読み返しています。本当に素晴らしい本だと思います。


**
以上


分際について。あなたならどう答えますか?

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