INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
分際を知る生き方
 相対的な価値は多様です。

頭がいい。顔がいい。スタイルがいい。いろいろなスポーツが得意。お金持ち。稼ぎがいい。歌がうまい。絵がうまい。文がうまい。料理がうまい。手芸がうまい。

……細かく上げていけばキリがありません。
100個でもあ゛けられるのではないでしょうか。

生まれつきの要素が大きいものもあるし、努力である程度どうにかなるものもあります。
人生に大きな影響があるものもあるし、さほどでもないものもあります。

私は走るのが遅かったのですが、小中学校のときはそれはかっこ悪いし、大問題でした。しかし、大人になると、ほとんど影響がありません。

そして、大切なのは上には上がいるということです。

スポーツでも、地区予選では強くても、県大会で負けるかもしれません。県大会で強くても、全国では弱いかもしれません。
日本ではトップレベルのアスリートでも、世界レベルでは凡人になってしまうことがあります。
オリンピックなどでも、メダルが獲れなかった人、10位以下の人に世間は冷淡です。
金メダル、あるいはメダル以外は敗者ということであれば、人は必ずどこかで敗者になるのです。

私は将棋は2段ですが、これは初心者から見るとかなり強いはずです。
でも、3段4段の人から見るとたぶん隙だらけです。
プロが相手だったら、100局やっても1局も勝てないでしょう。

私が将棋を覚えた頃は、相手は父親や友人でした。
勝って喜んだり、負けてくやしがったり、それが楽しかったのです。
でも、将棋道場などに行って他人とするようになると、上には上がいるというのがわかってしまいます。
そうすると、非常にまじめに努力しないと上に上がれないとわかります。
いくら努力しても自分にはあるレベルで限界があるだろう、ということも想像がつきます。

それを楽しむ人もいるのでしょうが、私はそこでむきになるのはしんどいし、自分の感じていた楽しみとは違います。
同じくらいの強さの相手と、大して上達もしないで勝った負けたと言っているのが私には性に合います。
趣味については無限の競争に身をさらすよりは自分の世界で楽しみたい。

「分際を知る」とか、「分をわきまえる」という言葉があります。
他人から「分際を知れ!」と言われるのはイヤなものですが、自分で「分をわきまえる」というのは、快適に生きる一つの秘訣です。
それは自分自身を知ることであり、自分の生きる世界をちょうどいいサイズに整えることです。

自分に100を望んでいて50くらいしか達成しなければ、その人は大変不満に思うでしょう。しかし、10を望んで10を満たしている人は満足です。
等身大のサイズで生きている人は、無理をしないし、他人に迷惑をかけません。そして、人と比べたらささやかな世界でも、自分の楽しみを持って円満な気持ちで暮らしています。
それは他人と比べるという相対的な価値のモノサシをあまり使わないからです。

いま、「誰でも一億円稼げる秘訣教えます」みたいな本やセミナーが多いでしょう。
「ついては私に10万円ください。一億円稼げるのだから安いものでしょう」みたいなことがよく書いてあります。
これは、私たちの世代の言葉でいうと、「浅ましい」という一言に尽きます。
そういうビジネスをするほうも浅ましいけれども、これにひっかかるほうも浅ましいのです。

身の丈に合わない夢を見ると、つまらないことにエネルギーと時間とお金を浪費して消耗することになります。








心のエネルギーの法則 / comments(2) / trackbacks(0)
Comment








その通りなのだけどね。
このブログはなかなか心を開けない人のためにも書いています。

想像力や創造力がもっとのびのびと発揮できるような世の中にしていきたいのです。

from. 村松恒平 / 2009/08/16 1:01 PM
おはようございます!
やはり幸せを感じるセンスが大事だと思います。それは他者に開かれた心と想像力の産物だとも思っています。
from. コウ / 2009/08/16 7:30 AM
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