INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
心を後回しにしないで

心にアプローチするには、いろいろな角度から考えてい

かなくてはいけません。 そこで、このサイトではカテゴリーという機能をなるべ

くうまく活かして書いていきたいと思っています。 今回は三分法・三元論というカテゴリーから一つのお話

をしたいと思います。 この三分法のカテゴリーは、心を自由に保つには、二分

法よりも三分法のほうがいい、ということをいろいろな

角度で述べて行きます。 たとえば、善か悪か、というのは二分法です。かつてブ

ッシュがイラク戦争を始めるときに、「イラクは悪の国

であり、それを滅ぼす行動に同調しない、味方でない国

はすべて敵だ」(大意)と言ったのが印象に残っていま

す。これが典型的な二分法です。 味方しなければ敵、というのは、まことに子どもじみた

しんどい話です。 世の中に善人か悪人しかいない、と思ったら息が詰まっ

てしまいます。 善人でも悪人でもない普通の人がたくさんいると思うの

が三分法です。 そのほうが楽でしょう? 二分法、三分法とは、今まで馴染んでいない考え方かも

しれません。しかし、慣れていないからこそ、理解した

ら有益です。 急がなくていいから、内容をゆっくりと腑に落ちるまで

吟味してください。 *  人の生活を、3つの領域にわけて考えてみましょう。

*精神生活 *経済生活 *社会生活 精神生活とは、つまり心の生活です。精神と心とは、必

ずしもイコールではありませんが、ここでは厳密な定義

は置きます。 心がいつも健康な状態で活動していること、それが精神

生活です。 このサイトで扱うのは、この領域です。 経済生活は、要するにお金です。 お金を稼ぎ、使って生きていく。 今、不況や格差社会の拡大でお金のことで苦しんでいる

人がたくさんいます。 どうお金を稼ぎ、どう使うか、というのは、人生の一大

事です。 節約の番組などテレビで大流行ですね。 このようにお金を上手に管理し、運営するのが、経済生

活。 社会生活は、社会集団の中の役割の生活です。 これは、国民の一員としての権利と義務に始まって、会

社、家庭、サークル、地域など、さまざまな集団の中で

担っている役割です。 この役割を全うすることも、義務であったり、周囲から

期待されていることであって、人はそれを引き受けて、

うまく潤滑に回していかなくてはいけません。 このように3つに分離して考えると、それぞれに独立し

た運営がある、ということが純粋に考えられます。 しかし、実生活においては、これらは混在して絡まり合

っていることが多いのです。 たとえば、生活のお金の目途が立たないと、不安になっ

たり、イライラしたり、自分を責めたりします。 しかし、不安になり、イライラしても、お金が入ってく

るわけではありません。 それは別の次元のことだからです。 貧しくて、自分が不幸なのはお金がないから、と思う人

がいます。 でも、これは次元が違うことを混同しています。 借金があったり、生活が苦しければ心の重荷になります。 経済生活が安定しているほうが、精神衛生にはいいに決

まっていますが、それは比例関係ではありません。 私の友人には、借金だらけで超貧乏なのに、最低限の仕

事しかせず、武道などに打ち込んで呑気に楽しく暮らし

ている人物がいます。 彼はかなり特殊な部類です。しかし、テレビで大家族も

のなどを見ても、経済的には苦しくても、いきいきとた

くましく暮らしている家族がいることがわかります。 それとは反対に、物質的には何不自由ないのに、うつに

なってしまう人、お金にはちっとも困っていないのに、

いつもイライラしてハッピーでない人もたくさんいるで

しょう。 * ブラジルで何年か生活したことがある人が、「日本では

借金をして生活に行き詰まって自殺する人がいるが、ブ

ラジルではそんなことは考えられない」と言っていまし

た。 ブラジルには日本より貧しい人がたくさんいるし、犯罪

も多い。 でも、どんなにお金に困っても自分を責めて追い込む、

というメンタリティがないのでしょう。 経済生活に精神生活を同調させない、これは大切なこと

です。 しかし、日本ではかなり経済と心が同調同期してしまって

いるのです。 たとえば、自分が心楽しくないのはお金がないせいだ、金

持ちになれば楽しいはずだ、と思う人は、金によって精神

を支配されてしまっていることになるのです。 精神生活を健全に保つには、精神は精神で独立させておか

なくてはいけないのです。 たとえば、過労死がときどきニュースになります。仕事の

心身の負担に耐えきれず、突然死してしまう。あるいは自

殺してしまう、というケースです。 これは、経済的な要素に縛られるのが一つと、それ以上に

社会的生活に縛られているからでしょう。 自分がいなくなったら仕事が立ち行かなくなるという自負

と責任感。 これに縛られてしまって、自分の身体と精神をすべて後回

しにしてしまう。 仕事というものは、人一人くらい休んだって、短期的には

困るかもしれませんが、すぐに穴埋めされてどうとでも回

るのです。 精神生活、という考え方がないと、他で無理が来ているこ

とをすべて精神にしわよせしてしまうのです。 経済生活で無理な借金を重ねるとなかなか取り戻すことが

できなくなります。精神生活でも、同様です。目に見えな

いだけで、無理を重ねていけば、やがてなんらかの形で現

れるのです。 うつというような形ではっきり現れるまで、心を後回しに

し続けてはいけません。

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