INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
[大人の成長塾]クロニクル第1号  『コーチングの徹底ネタばらし(中編)』
●コーチングは漏斗型のマーケティングである

web上のコーチングでは、無料で数日間メールを配信してくれるものが多いで
す。
僕も研究のためにfacebookで眼についたものを最近数件登録してみました。

いろいろなヴァリエーションがあるのですが、驚くほど共通のところもありま
す。
その共通点の分析結果を前回と今回で書いています。

この無料メールは何かというと、まあ、撒き餌のようなものです。
これに喰いついた人の何パーセントかは……その歩留まりがいいように彼らは
最善を尽くすのですが、有料のセミナーなどに申し込みます。

コーチングはマーケティングとものすごく近い関係にあります。
マーケティングは、まず大量にDM、チラシ、広告などをうって、それに反応し
て来た人を「見込み客」として確保するところから始まります。
こ見込み客から一定の割合でお金を使うカスタマーになります。
そして、まず最初は安いものを買ってもらう。

安いものである程度の満足を与え、信頼を得て、でも、もっといいものがあり
ますよ、といって、次にもっと高い商品へと誘導するのです。

そのようにだんだん薄い関係から、濃い関係に誘導する網を漏斗(じょうご)
型に作って絞っていくのです。


***

[大人の成長塾]でも、この無料コンテンツを作ってみました。

前回お知らせしたコレです↓

 **

成長力基礎テスト
http://seicho.hiden.jp/s_test.html

このテストをされた方には、内容をさらに詳しく解説した15通の無料ステップ・
メールをお送りします。
興味のある方は、上記サイトでテストをして、メールを受け取ってください。

 **

ただ慣れないものだから、非常に独立性の高いコンテンツになってしまいまし
た。
[大人の成長塾]への誘導としてうまくできている自信がありません(笑)。
これだけでお腹いっぱいになっちゃうかもしれない、と思っています。
無料で、しつこく勧誘したりもないですから、お試しください。

それから、コーチングの世界では、安いといっても、最初のセミナー8万円と
か、ざらにあります。来る人は、何かに強く惹かれたわけなので、お金は問題
じゃない人もいるし、高いほうが内容に自信があるんだろうと思わせる効果も
あります。
そうなると、2万円の参加者を4人集めるより、8万円で1人呼ぶほうが効率がよ
くなるのです。
広告をうって大きく広げるのにも、高い方が好都合なのです。
ですから、自信や実績が出てくると、高くなっていくのです。

そして、これは入り口であって、「あなたもコーチになれますよ」というセミ
ナーは、数十万円、あるいはもっと高いセミナーがある、ということになるの
です。


●[大人の成長塾]の場合

[大人の成長塾]は、システムも違うし、1年間で1万円!と強調しておこうと
思います。
それでもっと高額な何かに誘導しようという意図もないのです。
普通の人が気軽にちょっとした人生のバージョンアップができる機会です。


●コーチングはけっこう苦労話である

コーチの人は、特殊な経験をした人が多いです。
その中には、数年間逆境にあって、歯を食いしばって耐えた、という人が多い
です。
そして、自分は今経済的に成功して、やりたいことをやっているけれども、も
ともとは苦手なものがたくさんあるダメダメ人間だった、という話も多いです。

そういう芽が出ない時期を長く耐えていて、あるとき一つの気づきがあって、
それに気づいてからはトントン拍子、自由自在の人生が始まりました。

「あなたよりダメだった人間がこの通り成功したよ」という話になるわけです。

そのとき気づいた原理と、そのあとの蓄積したものを教える、という構造にな
るわけです。
あなたもそのようになれるなら、何万円払っても惜しくないでしょう? とい
うわけです。

実際、幸福や健康、自分のしたいことを実現できる人生というのは、プライス
レスです。
無限大に近い価値がある。

では、コーチングや情報商材は、それを与えてくれるか?
僕は無料のものをチェックしているだけなので知りません(笑)。

でも、玉石混淆だということは、想像がつきます。
玉といっても、たぶんすごい宝石はないと感じます。
それと、とにかく申し込んでお金を払ってもらうのが先決ですから、いちばん
いい部分はかなり無料のところで露出していると考えていいです。

ある有名なテレビ・プロデューサーに聞いた話ですが、昔、縁日のショーで
「大イタチ」というのがあったそうです。
巨大なイタチがいるというので、お金を払って入ってみると、大きな板に血が
ついていた、という……。
そういうことにならないように気をつけてください。
とくに「これを読むだけですぐに月収100万円」的なものは、絶対に大イタチ
です。
まあ、それはコーチングとは言わないでしょうけどね。

それから、苦労話をするコーチの人は、自分で苦闘し工夫して何かを手に入れ
たわけです。
あなたはそれをお金で買おうとする。
そこにすごく大きな差があるのです。

つまり世界をバックパック一つで貧乏旅行して歩いた人が体験やコツを伝授す
るとします。
でもあなたは旅人ではないのです。
体験のエッセンスだけを買おうとしている人です。

あなたが同じような旅人であれば、彼のアドバイスはとても役に立つでしょう。
しかし、海外に一度も行ったことがなければ、夢物語を買っていることになり
ます。
自分で生きること、自分で工夫すること。
お金で経験をショートカットしようとすることは、自分で現実と向かい合うこ
とから少し遠ざかることです。
そのようなお金の使い方をしてはいけません。


●[大人の成長塾]の場合

僕にはあまり苦労話的なものはありません。
でも、どこで成長という概念が始まったかという話をします。

3.11ですべてが始まりました。

前回書いたコンフォート・ゾーン、つまりぬるま湯的心理環境が3.11で完全に
崩壊してしまったのです。
3.11以前も、僕は心情的に反体制、反権力だと思っていたのですが、それでも
ものすごく日本という国を信じていたんだな、と愕然としました。
3.11以降露出してきた国の形は、僕にとって本当に恐ろしい絶望的なものでし
た。
恐ろしい、絶望的とかは後からまとめた言葉であって、言葉にならない衝撃が
ありました。
毎朝身体の芯から震えが来て止まらないのです。

あえてコーチング用語を使うと、それがコンフォート・ゾーンのかなり壊滅的
な崩壊であったのです。

そのときは何がなんだかわかりませんでしたが、半年か一年経った頃、あれは
出産だったのだな、と気づきました。
産むほうではなくて、生まれるほうです。
母親の暖かい胎内から、無防備で不快な世界に生まれ落ちたのです。
それは苦痛に似ていましたが、まだ苦痛という呼び名すらない体験でした。

そういうわけで僕の本質は3.11で0歳になったのです。
でも、この0歳児は、60歳近いもう1人の自分の経験に守られていたのです。
僕は2つの年齢を持ったのです。

人は0歳から3歳くらいまで特別な成長をします。

僕は年齢相応の眼で世界を見ていたのではなく、0歳児の眼でもう一度世界を
掴み直したのです。
2015年の今は、僕は4歳児。もう1人の僕は61歳です。
そういう二重の視点でものごとを見るようになりました。

生まれたばかりの苦痛を過ぎると、世界はとても新鮮です。
4歳児の僕は好奇心と活力に満ちているし、あれもこれもしたいとワクワクし
ています。
毎日のように発見があり、見るもの聞くものの刺激が血となり肉となる感じが
しています。
さまざまなアイデアも、自然に自由に湧いて来ます。

日本の政治・社会情勢は僕にとって怒りを通り越して、いちいち怒っていられ
ない最悪な感じですが、個人的には元気さのピークといってもいいのです。

このような成長の要素をシェアしたい、というのが、[大人の成長塾]を始め
た理由です。
既存の価値観の全面的な崩壊そのものはシェアできません。
そんなものは、体験しないでいいです。

外からの衝撃によって破壊されるのではなくて、自分の自由意志によって、少
しずつ自分の行動の選択基準を再編集していきます。
そして小さな行動を起こし、感じたことをもう一度フィードバックしていきま
す。
その繰り返しによって、成長を押しとどめている惰性の殻に隙間を作っていき
ます。
その隙間から成長の芽が育って行きます。
やがてその芽が自分の限界の殻さえ打ち砕きます。

すべてを意識的に行います。
成長の力は無意識的なものですが、それを意識的に導く、という原理や方法論
があるのです。

このプロセスを厳密を言いましょう。
成長の力は自然なものです。
みなさんのコメントを読んで、成長は努力をして獲得するものだ、と考えてい
る人が多くて驚きました。
植物の成長を見てください。
彼らは努力していません。
ただ成長する環境や条件があればいいのです。

ところが日本社会では、その環境や条件を阻害する力が大きく働いている、と
いうのが僕の認識です。それをすり抜けるためには、成長の条件を正しく理解
する必要があります。
理解して少しばかり働きかけ、条件を整える。
そこまでは全く意識的である必要があります。

成長の力は明るく希望的なものです。
もし来年も再来年も成長していない自分がいると想像すれば、時代が世知辛く
なっていく流れの中で未来は不安に満ちたものになるでしょう。

[大人の成長塾]は、最後の希望です!


●コーチングは、幻想産業である

前回、このようなメールの内容をご紹介しました。

「ビジネスの現場において『コーチング』という言葉が流行り(?)始めたの
は、4〜5年前だっただろうか。
その手の書籍も目に付くようになり、私の知り合いの経営者も数人、コーチを
付けたと自慢げに云っていた。
が、次に会ったときにはすでに、離れていた。全員がである。
(うろ覚えだが、そうちの1人はクビにしたという表現をしていたように思う)」

この文章からみなさんは何を読み取りましたか?
僕は編集者で文章読みだから、とても深く現場の様子が想像できてしまうので
す。
眼光紙背に徹す、一を聞いて十を知る、です。

コーチをつける、というのは、とても高価なものです。
依頼するのは、金銭的に余裕のある人、余裕はなくてもお金を稼ぐための「投
資」としてなけなしのお金をつぎ込む人の2つに分かれます。

この文に出てくるのは前者でしょう。
企業の経営者です。
企業を余裕で回している人は、それなりの経験、人生観、ポリシーを持ってい
ます。
経験、人生観、ポリシーとは、それ自体メタ認識です。
したがって、経験の浅いコーチがメタなゲームに引き込もうとしても、相手の
ほうが上なのです。
それで全く通用しない、「クビ」ということになるのです。

たいていのコーチは、経験を積んだ経営者にとって「若造」に過ぎないのです。

企業の経営者に対しては、マーケティングのコンサルテーションくらいしない
と通用しないのです。コンサルは、とても具体的なものです。
年商1億円の企業を2億円にする。
それを実現すれば、実労1か月であろうと3日であろうと、500万円、1,000万円
と要求することも可能でしょう。
いくつかのアイデアを提供するだけで、それが可能なケースがあるのです。

どうすればそんなことができるかといえば、他の会社、他の業界に精通してい
て、そこから最適なアイデアを流用してくるからできるのです。
マーケティング界のカリスマ、ジェイ・アブラハムスは、450以上の業種のコ
ンサルをしていて、そこから自由にアイデアを流用していると言います。
450というのは、会社ではなく業種ですよ。
他の会社、他の業界に精通している人は、他の会社でも仕事をしたことがある
のです。
それが財産、実績になります。

では、最初の仕事はどうするんだ? どこの会社も知らないゾ、となりません
か?

そうなのです。
最初は何も知らない。経験の元手がない。
その空虚をどう埋めるかが大問題です。

不可能を可能にする「何か」が必要なのです。

その「何か」が先ほど書いたコーチは「苦労人」である、という話につながり
ます。
ある企業の中で辛酸を舐めるほどに、厳しい体験をします。
光の見えない完全に行き詰まった数年を過ごします。
まだ何もない部署で右も左もわからない状態から、事業の立ち上げをさせられ
たりします。
経理から何から全部一人で勉強し、考えなくてはいけません。

そういう体験を通じて、少なくとも自分のいる会社、業界については身にしみ
て精通し、また会社経営の基本構造は理解します。
それだけでは十分ではないけれども、その経験の元手を使って、仕事を始めれ
ばぽつぽつと仕事が来るうちに、経験の元手は膨らんでいきます。

つまり、コーチはそういう経験の元手がある人が始める仕事です。
元手があって、それだけでも人に伝えたい、教えたいという人が、ビジネスの
フォーマットや、ノウハウのヴァラエティを手に入れるためにコーチングを学
ぶのは意味があります。
何も元手がない人がコーチになろうコーチの講座に出ても何にもなりません。

何の話かというと、コーチングの数万円の初歩セミナーの後は、「あなたもコ
ーチになりませんか?」という誘いが続くことが多いのです。
こちらは、うまくいけばそれが職業になるものですから、何十万円というセミ
ナーになります。
その何十万のセミナーに何人もの人が応募しているように見えるので、「コー
チはおいしい職業」のように見えるのです。

しかし、主たる収入はコーチをすることではなくて、「コーチになれますとい
うセミナー」をすることなのです。
コーチそのものではなくて、コーチを養成する講座が大きな収入になります。

コーチのコーチが儲かるのです。
ただのコーチで喰える人は、よほど実力がある人で、でもそういう人は実績を
元にして、コーチを育てるコーチを始めるのです。
そちらのほうが儲かるから。

したがって飯が喰えるのは、コーチではなく、コーチを育てるコーチである、
と言えるのです。
ですから、自分が家元になるほどに自分に強い自信がなければ、コーチを育て
る講座などに高いお金を払うなどはやめたほうがいいのです。

最初に書いたようにこの文章は、話を単純化して面白くしてありますから、例
外はあるかもしれません。ただコーチングに興味を持つに当たっては、この程
度のことは想像しておいたほうがいいのです。

企業相手のコンサル、起業家相手のコーチング、個人相手のコーチなど、いろ
いろなレベルや方向の話もいっしょになっています。構造はよく似ているから
です。

利益をもたらそうとすれば、企業相手のコンサルのように規模が大きいほうが
じつは簡単な面があると思います。
というのは、企業は多くの資産を持っているからです。それを忘れていたり、
価値を理解していなかったりすることがあります。
それを掘り起こせばダイナミックな構造が出てきます。

しかし、個人は資産や元手(先ほど書いた能力や経験のことです)あるいは職
業すらも持っていない場合があります。そういうときに、コーチングやある種
の情報商材を売るような仕事は、「元手なしで始められる」ような幻想を持ち
やすいのです。

ほとんど幻想を買って、幻想を売るような商売だと言っていいのです。
長続きはしないでしょう。
しかし、個人としての元手を持っていないほど、このような幻想を持ちやすい
のです。

なんか営業妨害してるみたいで、申し訳なくなってきましたけど、実態は明ら
かに悪質なものから、それなりに誠実なものまでいろいろあると思います。
よく見極めていただきたいということです。


●[大人の成長塾]の場合

[大人の成長塾]は、特別な新しいビジネスを勧めることはありません。
今いる場所から始めます。
アプローチを変えれば、今いる場所で成長し続けることができるかもしれませ
ん。
あるいは成長を阻害する場所に長くいるようならば、動く勇気を与えるかもし
れません。
また必要なだけ成長すれば、次のステージが見えてくるかもしれません。

主体は自分です。
大切なのは、自分の内側に成長のエネルギーが満たされていることです。
成長すれば、自然に選択肢が増えるのです。
成長が止まっていれば、選択の余地も少ないのです。


●コーチングは、結局お金である

コーチングは、結局、「どうしたら今より多額のお金を稼げるか」、「どうし
たら自分のやりたいことだけして、経済的に成功するか」というようなテーマ
に収束します。

それは必ずしもコーチングの罪というより、世の中の強い潮流なのです。

世の中の9割の人は、「どうしたら楽をして稼いで、自分のしたいことができ
るか」と考えているのです。
コーチの人が自分のセミナーに人を集めようと思ったら、その欲望を満たしま
すとアピールするしかないのです。
ゴールを設定してくださいといったら、9割の人は経済的な成功や、収入に関
わるゴールを設定するでしょう。

こういう人々の欲望に働きかけるのに、いちばん露骨なのは、「月に200万円
の収入がほしくないですか?」というようなものです。
そういう怪しい広告をときどき見かけるでしょう。
それに比べると「どうしたら絶対に失敗しない起業ができますか?」というの
はまともに見えます。
ここには成功の絶対の秘訣がありますが、それをわけてほしくはないですか?
と囁きかけるのです。
本当は自分で試行錯誤して学ぶべきところを、それなりのお金を出せば、その
時間と苦労とリスクをショートカットできますよ、というわけです。
それなら安いものではありませんか? と。

では、その売り文句は本当でしょうか?
それを教えられて成功した人が1人もいなければ詐欺といっていいでしょう。
では、1,000人に1人が成功したらどうでしょう?
それでは高額の謝礼を取ったら詐欺っぽいですね。
300人に1人では?
100人に1人では?
と考えて行くことができます。

10人に1人が成功しても、残りの9人は期待を満たされなければ不当ともいえま
す。
集客のために欲望を煽れば煽るほど、かなりきわどい商売になります。


●[大人の成長塾]の場合

お金の世界は、基本は競争の世界です。
シェアの奪い合いです。
それは大資本のしていることを見ればわかります。
弱肉強食で、弱い者は潰れて、強者が巨大化します。
個人が起業するときも、それはあまり変わらないのです。
たしかに個人は小回りが利くので、既存のビジネスの隙間を見つけることがで
きるかもしれませんが、あるレベルまで行けば競争の中に組み込まれます。

そういう生き方もけっこうですが、僕は競争は苦手なので、昔からあまり燃え
ないのです。

[大人の成長塾]では、個人のエネルギーの開発、回路を整えることをします。
これは、競争でも奪い合いでもありません。
ある人が成長すれば、周囲も恩恵を受けます。
仕事や人間関係が円滑になります。
ギスギスしていたものが円やかになります。
周囲の人も影響されて成長するかもしれません。
あるものを奪い合うのではなく、そのようにお互いに豊かになるものが好きで
す。

[大人の成長塾]は、お金よりもエネルギーに注目します。
身体をめぐるエネルギーがあります。
心をめぐるエネルギーがあります。
それらが円滑に動き出す回路を作ることによって、成長が成し遂げられます。

成長の過程で、心と身体が統合されたもっと高次のエネルギー場がある、こと
がわかってきます。もっとシンプルに力強い生き方が見えてきます。

個人のエネルギー場が整うと同時に、人と人との関係、社会のエネルギー場も
整い始めます。

この社会のエネルギー場において、血液のように巡っているものがお金なので
す。
ですから、このエネルギー場を整えれば、自然に必要なお金は巡ります。

お金だけにフォーカスしていると、他のエネルギー場が歪んでくることがあり
ます。
そして、肝心なお金すら望んだようには手に入らないことがあります。


[大人の成長塾]には、失敗はありません。
多くの人は少しずつ成長しているからです。
しかし、十分に力強い成長を遂げるには、いくつもの要素を理解する必要があ
ります。
僕はそれを【秘伝】と名付けてみました。
古い読者には懐かしい言葉でしょう?
何十もの【秘伝】をお届けします(現在も執筆中)。

内容はちょっと難しいかもしれません。
しかし、このメルマガを読めている人なら大丈夫です。
何十もある【秘伝】の中から、2つか3つの【秘伝】に感応しただけで、新しい
生活が息吹始めます。


●コーチングは、それ自身1つのストコーマ(盲点)である

知り合いに、もう10年近く、苫米地氏や「引き寄せの法則」やらに、はまって
いる女性がいます。いっこうに経済的な成功をする気配を感じませんが、彼女
は「一度はヒルズ族になってみたい」と言っていました。
ヒルズ族になったら、人々のために何か還元する仕事をしたいと言っていたよ
うに思います。

なかなか面白い女性なのですが、僕は彼女はこの10年間経済的成功というメタ
なゲームにはまって、大切な可能性を失ったように思います。

ちょっと忠告したくらいで止まるようなものではないので、本人が納得するま
でやってみるしかないでしょう。一生納得しないかもしれませんが、それは僕
が関われるようなことではないのです。

コーチングの主流?は、ゴールを設定してストコーマ(盲点)をなくすことだ
と前回書きました。
しかし、ゴールが経済的な成功に置かれれば、それ自体が他にないくらい巨大
なストコーマになるのです。

それは現代日本社会を見ればわかります。
世界史上でも最悪の原発事故が起きても、原発を再稼働し、あまつさえ、海外
にまで売りに行っています。

オリンピックでも、盗作騒動がありましたが、その周辺の騒ぎは、あまりにも
利権的で醜いものです。

世界を見ても、ISの背後にイスラエル、アメリカ、トルコなどがいるという構
図が次第に明らかになってきました(知らない人は検索してください)。
権力欲、金銭欲がとめようもないような、ねじくれた巨大なエネルギーとなっ
て現れています。

お金という糊で、全てが癒着して、自由性、柔軟性を失っているのです。

こんな世の中で、「自分だけが思い通りの生き方をして、経済的な成功(余裕)
を手に入れる」ことを善とするゲームに参加するのは、盲点以外の何者でもあ
りません。
社会の現状を肯定し、補完するものです。

しかし、経済的な成功というゴールをちらつかせなければ、誰も高額なセミナ
ーは受けないでしょう。他のことはみんな自分でなんとかできると思っている
からです。

そういうわけで、コーチングは永遠に盲点であり続けるでしょう。


●[大人の成長塾]の場合

だんだん書いているうちに、[大人の成長塾]はコーチングじゃないじゃん、
とも思い始めてきました(笑)。
でも、まあ、みなさんがプレイヤーで僕がコーチ、という単純な意味でコーチ
ングと呼ぶのはいいかなと思います。

もちろん、狭義の定義を持つ人からは、[大人の成長塾]はコーチングではな
い、と言われるかもしれません。それで構いません。

日本社会の批判を書きましたが、[大人の成長塾]の中には、社会批判もイデ
オロギーも一切でてきません。扱う領域が違います。人の内的なエネルギーに
ついての新しい概念を扱います。

[大人の成長塾]が依拠するのは、イデオロギーではなく「生命」と「自然」
です。
生命が自然な状態にあれば、そこには成長があるのです。

原発や戦争に反対するのも、生命と自然に反するものだからです。
そこには破壊があって、成長がありません。

今の日本社会は人の可能性を閉塞させるような力が強く働いているという認識
があります。
人の中にある生命、自然、成長、それらの可能性を発動させない社会である、
ということです。
教育は本質とズレたことを教えて、自分で考える力を育てません。
企業は目先の収益の数字にとらわれて、人を育てず使い捨てにする方向を強め
ています。

恐ろしいことは、社会がその方向に傾斜していくと、人の心もその相似形にな
ってしまうことです。

たとえば、格差社会になって、貧富の差が激しくなり、しかも貧しさから浮か
びあがるチャンスさえ失われつつある状況があります。
そのときに、自分さえ貧しい側にいなければいい、という心持ちにみんながな
っていくのです。

そして、ひどく小さく閉じた個人ができ上がります。
本人は閉じていることは自衛のつもりだけれども、内面的には少しも満足して
いない、という状況があるのです。

それを打開したいけれども、方法がわからない、と多くの人が思っています。

[大人の成長塾]は、それに対して僕が出した最善の答です。
個人個人が自分のさまざまな可能性に気づくこと。
その可能性を一つ一つ現実にしていくこと。
一人一人が動き出すための大きな設計図を提供したいのです。

人が可能性を発揮できる宇宙の設計図です。

短い言葉で説明するのは、とても難しいのです。
ですから1年という期間をいただくのです。


***

長くなったので、

『苫米地英人氏は、多重スタンダードのつぎはぎであって、人をバカにしてい
る』

の項目は次号に回します。

読者にとって苫米地氏の存在がどれほどの比重を占めるかよくわからないので、
扱うのはやめようかと思ったのですが、苫米地氏の熱心な読者の方などから、
「楽しみにしています」というメールをいただいたのでやはり書くことにしま
す。
けっこう黙って気にしている人は多いのではないかと思うのです。

怪人苫米地氏を僕がどのように分析するか、お楽しみに。
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