INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
原発事故で経済が終わること
愛の哲学、続きますが、今回はちょいと社会的なことを書きます。

3.11以降、ずっと政治や社会を見てきたけれども、ようやくそうだったのか、というところに収まったので。


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ようやく3.11以降の政治家、官僚の動きの全貌が見えてきたように思う。

彼らは最初から福島一発で経済が終わることに気づいていて、そのことだけに対応していたのだ。

生命より経済が大切、というのは、じつは国民の生活のことではなかった。
日本経済がまもなく原発事故によって破綻する、その延命をどうするか、ということであった。

うかつにも、僕は3.11以降のどうにも焦点がズレたような動きは彼らの鈍感さからくるのか、と思ってイライラしていた。

しかし、彼らは自分の利益に関しては十分過ぎるほど頭が回る。
そして、僕らに隠して、生の質のいい重要な情報をつかんでいる。

原発が使い物にならないとなると、今まで資産であったものが、おそろしく危険な金食い虫になる。
+100が-100に逆転するのだから、日本国は倒産するのである。

先日、IMF管理の記事がでていたが、倒産するとIMFから金を借りる。
そうすると、日本全体が差し押さえられる。
公務員給与のカット、退職金ゼロは、ざまあみろな要素もあるが、国民の預金、不動産まで管理下におかれ、IMFに吸い上げられるということが起きるようだ。

このときに自民党の中枢は何を考えたか。
自分と自分の一族の特権、資産を増やすことだ。

実質的な対策よりも、除染のほうがてっとり早く金になる、というようなことだ。

自民党の一年生議員に近い連中は付和雷同しているだけだろうが、世襲議員たち、権力の中枢にいる者は、一様にこの認識を持ったはずだ。

戦争成金、戦後のどさくさに財をなした者。
戦犯ですら、処刑されなかった者は、戦時中のコネクションを活かして財をなした。

とにかく放射能対策よりも、利権があれば、自分も一枚噛むということに忙しかったに違いない。

事故の報道について、大本営発表という言われ方をしていたが、まさに、これから戦争が始まるのではなく、いまは戦時中なのだ。
古株の政治家たちは、原発に関する利権を探して鵜の目鷹の目であろう。

仮に日本が倒産しようと、自分たちは海外に預金や不動産を持ち、日本で利権をあさるだけあさったら、いつでも逃げられる選択肢を持っているはずだ。

とにかく彼らは国民から吸い上げるだけ吸い上げる。

もういわば使い捨てなのであるから、絞れるだけ絞る。
マスコミは押さえたので、他に抵抗してくる基盤はない。

政治家が忙しいのは、権力内部で自分の取り分を確保することであろう。

日本の経済は終わる(倒産する)。
もし開催できる状況であれば、たぶんオリンピックの直後くらいではなかろうか。
オリンピックで最後の金をかき集める。

経済以後に、一般人がどう生きるのか、どう備えるのか、というのは、僕のテーマの一つだが、まだ話についてきた人は一人もいない。

みんな目の前の生活で忙しいのだろう。
僕のような閑人が一人で考えないといけない。

とにかくもはや怒ったり、苛立ったりしている場合ですらない。

戦えると思う人は戦ったほうがいい。
逃げられると思う人は逃げたほうがいい。
自分も成金になれると思う人は権力に媚びたほうがいい。

信じない人、あきらめている人、どうにもできない人、面倒くさい人はいままでと何も変わらずに生きて行くだろう。

そのようにして時代は進む。



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心身を健康に保ち、物事に対して機敏に動けるようにしていくことでしょうね。

あとは信頼できる友人を作る。

畑や家庭菜園をする。

あとは少しまとまったお金があれば、金利もいいし、海外に預金することくらいですか。

そのときにならないと細かい状況はわかりませんね。意外なところから来ると思うから。
from. 村松恒平 / 2015/04/30 9:49 AM
お久しぶりです。
すごく怖い事実、衝撃を受けています。

株価が2万円を超え、景気がよくなるよ〜と一般庶民にも投資させて、集めるだけ集めてから破産して、全部没収ってことでしょうか・・・。

私はもともと投資はやらない(できない)けれども、それ以外に自分や家族を守る方法も思いつきません。いっそタンス預金にするか。すみません、能天気なことしか思いつかなくて。
それこそ、まだ理解がついていけてないのでしょうね。
from. バブルス / 2015/04/24 8:58 AM
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