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バリで10万ルピアを不当に払わされたトラブルとブラックマジック情報
バリで10万ルピアを不当に払わされたトラブルとブラックマジック情報


ツイッターを読んでくださっている方ならご存知と思いますが、僕は今バリにいます。
今回はその中でのちょっと面白い珍しい体験を書きます。


さて。

ここのところ、けっこう意識してしまうほどの肩こりがあるのです。昨年の展示や、秘伝メルマガをたたんでGOLD2012を始めたことなど、いろいろ2011年の疲れが出たのかもしれません。
あるいは、運動不足など他の要因かもしれません。

先日、バリに来てからずっと降り続けていた雨が上がった夕方、「ちょっとでもビーチ行こうかな、どうしうよかな」と一人で自分相談していたところ(よく一人で対話するのです)、「やっぱダルいから行かないほうがいいや」という結論が出たのです。

しかし、この肩こりは寝れば治るというものではなさそう……。
そこで「マッサージに行こう」と思いたったのです。
海外でのマッサージはタイでさんざん行きまして、前回のバリでも温石マッサージ他、少し追加取材すれば本一冊くらいは書けるほどの経験を積んでいるのです。

アジアはなにしろ安い(高級ホテルのスパは別です)。
タイでは二時間で千円ちょっと。それにチップを500円くらいあげるのです。
これを体験すると価格的にも質的にも、阿呆らしくて、僕は日本ではほとんどマッサージ受けません。

なんか千円前後で一時間も二時間も他人が自分にかまけてくれる、ケアしてくれるというのは、すごいと思いませんか。

日本ではいまほとんど他人の身体に触らないでしょう。
握手とか、ハグとか、キスとかあまりしないですよね。
一日中人の身体に触れないことがよくありまん。
下手に触ると、セクハラだ、ホモだ、ロリータだ、変態だ、と言われかねません。
子どもの頭を撫でるというようなことも難しい時代のような気がします。

しかし、人と人が身体を接触するというのは、何か必要な気がしているのです。そこに一種の尖ったものの「中和」が起きるのではないかと感じています。
そして、うまいマッサージは、日常感覚と違う半眠半覚醒の状態にしてくれます。これがたまらないのです。

説明するとそのように長くなりますが、僕の内部は全会一致で瞬時にマッサージに行こうと決めたのです。
ネットで検索すると、マッサージについて少しは書いてありますが、地理がわからなかったり、いまいち決め手に欠けたので、「歩いていて適当に入る」という方針を取りました。
そもそもマッサージは、店によってより人によって決まる部分が多いので、ブログの情報は参考にしかなりません。

しかし、レイキのことを書いたブログがあって、ちょっと気になったのです。レイキって何? まあ触手療法です。公式的なことはwikiで調べていただくとして、僕は名前しか知らなかったので、一度体験してみてもいいと思ったのです。

それでも別にその店を目指すでもなくタンブリンガン通りを歩き始めました。すると、トラブルが訪れたのです。

スクーターに乗った男性と後ろに乗った女性が目の前をよぎりました。とくに用がある相手がいるはずもないので、通り過ぎようとしましたが、「ハロー」とか「エクスキューズ・ミー」とか呼びかける声がします。
物売りの類いにしてはしつこいので、振り向きますと、女性が伝票に細かい札をホチキスで留めたものを持っています。

黒地にRIBと書いた制服を女性は着ていて、それは入った覚えのあるレストランです。
「昨日、こちらのものを食べましたね? 勘定が10万ルビア足りないです」ということを彼女は英語でいうのです。
たしかに、前の記事に書いたステーキの英語名が伝票にあります。
そこに綴じられた札に10万ルピアの札はないのですが、そんなはずはないのです。総額で14万ルピアほどです。
間違えるわけはありません。

しかし、僕にも弱点がありました。店の人が受け取って確認するところを僕は見ていないのです。
よく外国映画で主人公の男性はさっと勘定をおいて出て行くではありませんか。あれをイメージして金額をおいて出たのです。それが失敗でした。
もちろん、店の人の確認なしで出るのですから、二度、三度と金額は確認したのです。

女性は詰問する様子ではなく、余裕で微笑みすら浮かべています。バリでは、激昂したり強い感情を現すのは恥ずかしいこととされているらしいです。

しかし、英語で払ったのだといっても全く動じません。
仕方ないからもう一度払いました。
10万ルピアというと、すごい金額のようで皆さんげっと思っているかもしれませんが、今のレートで840円ほどです。
言葉の能力が十分でないのにややこしいトラブルにしたくなかったので払いました。それに確認しないで出たのはこちらに非があります。
とはいえ、あまり愉快ではありません。

彼女は僕が支払うことに満足し、「僕はちゃんと払ったけど、誰かが持って行ったに違いない」という弁明は完全に聞き流していました。

僕は歩きながら、三つの可能性を考えました。
通りすがりの客が!0万札だけを抜いていったこと。
彼女ではない店の人間が途中で抜いたこと。
彼女と男性の2人組が組んだ新手のたかりであること。

最後のケースだったらくやしいですが、女性の落ち着いた物腰からして違うと思いました。
もし、そうだったら相当な役者です。

じつは、この日の帰り、この店の前を通ったときに、店の別の男性から「エクスキューズミー、サー、昨日……」とまた言われたのです。
例の彼女が出て来て、支払ったことがすぐに知れたのでよかったのですが、つまり、このことは店全体で話題になっていたわけで、彼女のたかりの可能性は消えました。

このときも彼女は微笑んでいましたが、どう思っているのか知れたものではありません。バリ人は感情を表に出しませんが、妬みやうらみを持つと、ブラック・マジシャンに呪いをかけさせるのです。
全員がそんなことをするわけではたぶんありませんが、すごく珍しいことでもないようです。
そんなわけで彼女は微笑みの下で、僕がごまかそうとしたと思っているかもしれません。
若いときならどう思われているか、相当に気に病んだと思いますが、今はネガティブな想像に深入りはしません。
しかし、この店の前を通るときは、そういうことで顔を知られていると思うと、いい気持ちはしませんね(サヌールは、このメインストリートとビーチ沿いの道の二本でできている街といって過言ではないのです。だから毎日通ります)。

そんなできごとがあったので、これは本当にマッサージですっきりしたいと思い僕は足を早めました。
それで建物の二階にあるレイキもメニューにあるマッサージに通りかかり入ったのです。

(レイキ体験と、その周辺のことは、『GOLD2012』に続きます)



なんか、大切なところからは有料というのは慣れないので申し訳ない気がします。もう一つネタを。

*

バリ人の友人にブラックマジックで人を呪ってもらうといくらかかるの? と聞いたのです。

すると、具体的な金額は言わなかったのですが、かかる病気などの呪いの重さによって違うというのです。

いちばん高いのは、5年くらい病気で苦しんで死ぬことだそうです。
すぐに死ぬのは、その4分の1くらいの価格らしいです。
病気で亡くなるとお金も散在するでしょう? と言っていました。
金も使わせて家ごと衰えさせてしまおうということでしょうか。

だいたいの金額を聞こうかと思いましたがやめておきました。
あまり深入りすると恐いです。
いちおう、そのような呪殺が迷信ではなく存在するという前提で二人で話しているわけです。

彼には言わせると、かつてのバリでは毎日働いて、農産物などで食べるのに困らないから、人はお金をブラックマジックに使ったそうです。他にお金を使う用途があまりなかったそうです。

ところがお金の経済が発達して、買いたいものが増えたことで、ブラックマジックを依頼する人は少なくなったようです。

この変化はせいぜいここ二十年くらいの話で、経済の波は今も激しい勢いでバリを変貌させているのです。




ティガル・サリの池  ウブド、バリ 2012.1.17
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はじめまして。ブログを拝見いたしました。
感想のメールを送らせていただきました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
from. yomogi / 2012/01/21 3:21 AM
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