INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
またバリ日記「バリ島にてステーキを二回続けて喰うこと」
バリ島サヌールにいます。
到着した昨日夜から今までずっと雨。
そして、ときどき土砂降り。

来るときに雨季とかそういうこと、全く考慮に入れてません。
雨なら雨の風情も楽しいや、と言いたいわけですが、少し負け惜しみも入っています。

やはり雨には行動を制約されます。
散歩も思うにまかせないし、今回はヴブドに直行しないで海辺のサヌールに宿をとったのに、ビーチにはまだ行けてません。

昼も雨のすきまをぬってスーパーマーケットの方向に歩いて行こうとしたら、雨が激しくなって挫折。傘はあるけどちょっと無理。

雨を避けて入ったレストランで昼飯。
こういうとき、僕は肉の塊的なものを食べるのを覚えたのです。
なぜなら、インドネシア料理はもっと大衆的なワルンで食べたほうが安くておいしい。あちこちに老舗、名店的なものがあるのです。
パスタは専門店のほうがうまいだろうし、中華も同様。カレーはインドのほうがうまい。
残るのはわりと肉や魚のグリル。

このレストランでは、ステーキの上にシーフードまで乗っかっているというSURF & TURFなるものを注文。シーフードは小さなエビが二匹でしたが、立派なソースがついていました。

IMGP0787.JPG

写真をご覧ください。一口食べたあとがあります。
こういうのは撮り慣れないので(ふだん食べ物は撮らないし、記念写真的なものは撮りません)食い意地が先に立ちます。
珍しいよね、食べてから撮るヤツ。
まして、お皿を並べ直して構図を決めるというようなことはしないのです。じつに男らしい。
僕は熱々の料理が冷めると魂が逃げるような気がして来た途端にガツガツと食べるのです。それが早食いと太る原因だからやめましょう。

これは800ルビアだから、700円を切ります。
今は安い輸入肉や、ステーキ屋もあると思いますが、僕の世代にとってはビーフステーキは高級品であった時代があって、ある種の復讐心があり、背徳感があり、征服感、ぜいたく感などがたっぷりあります。

そのような復讐心まで満たして700円はまことに安いと言えましょう。ライス別。たぶん60円くらい。

・・・

夕飯には僕はナシチャンプルの名店を目指していました。
ところがそれが見つからないうちに、また激しく雨が降り出したのです。




IMGP0791.JPG

……僕が二度続けてステーキを食べたのはそういうわけです。

二枚目の写真もまた少しかじった後があります。その部分だけソースがとれてしまって、写真としては台無しです。

しかし、このステーキはじつに美しい盛りつけであったのです。東京の千円くらいのステーキではこうは行きません、復讐心を満たすにはこうでなくてはいけません。
お高くとまりやがって、と激しくフォークで刺し、ナイフで切るのです。

こちらは、850ルピアでしたが、食後にでかいケーキとアイスクリームがつきました。もちろん写真は忘れました。

味はどうなんだ、と言われると……うーん、松坂牛とか霜降りとかではありません。肉です。肉。

味だけで言ったらチキンとかのほうがうまいかもしれません。

しかし、このようにして僕は一日にして二度復讐心を満足させたのです。

・・・

バリでステーキを食べるときに困ること。それは「ミディアム or ウェルダン?」と聞かれることです。
「レア、ベリーレア!! 」という選択肢はありません。
たぶん宗教的なものと思いますが、「血がしたたりそうなステーキ」という概念はたぶんないのです。
レア、といって急に野蛮人を見るような冷ややかな目つきになられても困るので、いつもミディアムで我慢します。
一回だけ勇気を出して「レア」と言ってみたことがあります。
変な顔はされませんでしたが、出て来たステーキはどうみてもミディアムでした。
ウェルダンなんて言ったらどんなのが出てくるのでしょう。
意外にカリカリに焼けてうまいとか?

それからオーダーするときに、印象に残ったのは、何を頼んでも「One?」と聞き返されることです。
「一人で来てステーキ二つも頼むわけないだろうが!! 」と思いますが、必ず聞かれます。
今日、がーんと「気づきがあった」のですが、これは英語のオーダーだからなのですね。
英語国民がオーダーすると、どんな注文の前にも、aとか、oneとかが文法的に付くわけです。
僕の注文にはそれがなかったのです。
複数形ではないだけで許してはもらえないのです。
ステーキを注文すれば、それはステーキ概念の一般を指して宙を飛び交い、aとつけるまでは地上に降りてこないのです。
僕は何度もこの文法的間違いを正されていたのです。

この小さな隙間から紐解いて壮大な比較文化論を展開することも可能かもしれませんがやめておきます。

この日記には、何の複雑な理論も教訓もないのです。
ユーモアのつもりだけど、世間の人にはちっともおかしくないかもしれません。僕が面白いと思っても世間の人には面白くもなんともないことが多々あります。

その場合は、バリ島でステーキを食べるときに役立ててください。

・・・・

あ、そうだ。
いよいよ創刊です。
申し込まなくてもいいのかな。
ファイナル・アンサー?

読者限定プレミアム・メルマガ
『GOLD2012+銀河の家』http://maga.hiden.jp/gold2012/




- / comments(2) / trackbacks(0)
Comment








僕の場合、ごまかさない。そもそもおいしそうに撮ろうという気もあまりないんだ。目の前の風景を無造作に撮るのが好き
from. 村松恒平 / 2012/01/11 7:55 AM
僕も食べかけで撮ること多いです。
やっぱ出てきたらすぐ食べちゃうんで。
構図やトリミングでごまかしたりします。
from. Mr.Spice / 2012/01/10 9:18 PM
Trackback
この記事のトラックバックURL: http://kokorogadaiji.jugem.jp/trackback/230