2009.07.08 Wednesday 10:08
心のことはわかっていると思っても、じつはわかっていない。
そのことを感じてもらうために、一つの謎から始めます。
*
「謎」
私たちは、自分に心があると思っています(当たり前です)。
それを「わたしの心」「僕の心」という言い方をしますが、では、自分の心は自分の所有物でしょうか?
わたしたちには、自分の中の「悲しみ」や「怒り」がどうしても押さえられないときがあります。自分のものなのに、コントロールできない、これはどういうことでしょうか?
ここでもう一つの謎が生じます。
「自分」が「心」をコントロールできない、といったとき、「自分」は心の外にいるのでしょうか?
心ではない「自分」が存在するのでしょうか?
自分とは一体何でしょう?
この謎にすっきりと答えられる人は、このサイトを読み続ける必要はないかもしれません。
「ちょっと不思議」に思った人は、その不思議さを心に置いておいて、ときどき取り出してみてください。その不思議な隙間から、少しづつ内面の世界を探検して行きましょう。
この答を短く、誰にでもわかりやすく書くことはできません。
現代の教育に慣れた人は、早く正解を知りたいと思うでしょうが、簡単に答を得ることだけが重要なのではありません。
このサイトで僕が書き続けること全体でゆっくりと答えていくことになるでしょう。
さて、サイトの最初に「謎」を1コ置きました。
長い長い謎解きになるかもしれません。
自分・自由・自然 / - / trackbacks(0)