INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
裸眼で見る
 近頃、絵をコンピュータで分析すると青系の要素が多い、だから寂しい静かな絵です、というような理屈が多いですね。
寂しい静かな絵かどうかは見ればわかります。
それをわざわざ理屈を通して理解しなくてもいいのです。
何か理屈がついたほうが高級なように思うのです。

数値化したり、抽象化したりするなら、その操作によって意外な結論にまで飛躍しないとつまらないですね。
抽象化するということは、細部の要素を切り落とすということです。
いい香りのリンゴでも、香りのしないリンゴでも、同じ一個のリンゴになります。
数値化されないものは、どんどん存在しないかのように扱われます。
人も抽象的な数値として扱われ続けると、数値化されない部分は意味ないのかな、と思うようになります。

カラオケの採点装置がそうですね(私はあれでいい点がでません(笑))。
あれでいい点を取ったからといって、人を感動させると限りません。
カラオケの点を上げることに夢中になってしまうと、違う基準になってしまいます。
前にテレビで郷ひろみが自分の歌をカラオケで歌っていましたが、80点台くらいしか出ませんでした(笑)。ムキになっていました。
本人が歌っても100点ではないということは、100点というのは、どこにあるのでしょう。

でも、人はそういうもののほうが、客観的、科学的であると考えることが多いのです。
自分の感覚より、教えられた知識のフィルターのほうに重きを置く癖がある人は、とくに若い世代(といっても40歳前後まで)にとても多いです。

知識や先入観を持って見るというのは、「色メガネで見る」という行為なのですが、そのメガネを外すことを怖れている人が多いです。

というのは、学校でも職場でも世の中全体がマニュアル社会化してしまったために、自分で判断することが求められる場面はどんどん減っているのです。減っているばかりか、自分で判断をする処罰されるという職場が増えているのではないでしょうか。
タバコを吸うと電気を流す、という条件反射的な禁煙法があるといいますが、それと同じで、自分で判断しようとすると、びくびくっと見えない電気に罰されるのではないかと怯えてしまうのです。
それで、場面によっては「創造性を発揮せよ、自主性を発揮せよ」と要求されても無理なのです。

このブログを読んでも、新しい知識の足し算をするのではないのです。
新しい違う色の色メガネを作っても何もなりません。

自分の裸眼で見て、自分で判断し、行動する。
そういうことを少しずつやってみると、誰もそれを罰する人も電気を流す人もいない、ということがわかります。

最初はおそるおそる、だんだん大胆に。
条件反射から自由に!

創造的で自由であるためには、まず自分の中の条件反射からの脱出がいちばん最初にするべきことです。

**
 多くの方に読んでもらえるようにワンクリックお願いします。


心理研究会の歴史的な?第一回は、もうすぐ。
楽しみになってきました。
質問やセッションのお申し込みは、kokoro@hiden.jpまで。
今日も私の著書、売ってます。
          アッチ→

先天的・後天的 / comments(3) / trackbacks(0)
Comment








いいものなら誰でもわかる、感動する、というような単純なことはありませんね。

美学、という哲学領域になります。
それはそれでまたたいへんな。
from. 村松恒平 / 2009/12/16 6:28 PM
 ザクザクと刺さるお話でした(笑)うーん、知識におぼれてしまった反省すべき過去が走馬灯のように……。

 少し疑問に思ったのは、同じ絵を見て感動する人とそうでない人がいたとき、その感受性を分けるのはなんでしょう。やはり、先天的なものでしょうか。(ここでは二人とも知識ではなく、直観的に絵を見たとします)

 以前、人は生まれつき平等ではないという話があって、それなら直観で感動するというのも才能の一つなのかな、と少し考えてしまいました。天才にだけ見える絵の背後にあるもの、みたいなものがあるのかな、と。

 それとも、凄い絵を本当に直観的にみたら、誰でも感動できるものなんでしょうか。すごいサイズの滝とか、大自然なんかは、みんな感動しそうな気はします。ちょっと違うかな?
from. 海巳 / 2009/12/16 6:16 PM
わっ!! 今日の絵、ぺこたんぺこたん うぷぷっ
鼻かなぁ 髪の毛具合も 手足も 絶妙で うふふ
今年の大賞 に入れたい so cute!!
from. てくてく / 2009/12/15 8:22 PM
Trackback
この記事のトラックバックURL: http://kokorogadaiji.jugem.jp/trackback/134