INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
汝の意志するところを行え 意識と無意識8
 「汝の意志するところを行え。それが法の全てとならん」というのは、20世紀最大の魔術師と言われたアイレスター・クロウリーの言葉です。

魔術師と言っても、奇術師の類ではありません。
どちらかというと、RPGなどのゲームに出てくる魔術師に近いのです。
英国には、そういう魔術の伝統があります。
だからといって、火炎を噴き出したり、地震を起こしたり、というような攻撃的な魔法を使うわけではありません。

何をするかというと、「意識を変容させ、宇宙意識と合一する」というようなことになるのだと思います。
非常に内的な修行を一生をかけてしていました。
しかし、魔術団体の内紛やら、性魔術やら、麻薬やらで、つねに話題を提供し、たいへんにスキャンダラスな存在だったようなのです。

じつに面白い、ある種めちゃくちゃな人物です。
偉大な魔術師とも、ただの性格破綻者とも、両極端の評価があります。

こんな感じ。

しかし、彼にインスパイアされたアーティストも多く、少なくとも偉大な実験者、精神世界の冒険者であったと私は思います。

「汝の意志するところを行え。それが法の全てとならん」は、そのクロウリーのシンプルにして根幹を成すメッセージです。
それらしく文語になっていますが、要するに「したいことをしろ、それ以上の法はない」ということです。

「したいことをしろ」と言われたら、あなたはどう感じますか?

先を読む前にちょっと立ち止まって考えてください。


……



……



いいですか?



……


まだ?


……


立ち止まってもらえましたか?


「言われなくてもしたいことをしている」という人は意外に少ないのではないでしょうか。

日本人は「したいこと? ……できればいいけどねー」という人が多いような気がします。


しかし、無意識は「する」のです。
言葉がないのですから、「したい」と「する」の間に何の逡巡もありません。
そこにギャップがゼロなわけですから、「したい」=「する」なのです。

しかし、意識はちょっと待てよ、と「考える」わけです。
するべきかどうか? したほうがメリットがあるか? したらどう思われるだろうか?
「したい」と「する」の間にさまざまな邪魔者を生み出します。

そうすると、結果的にしたいことをしなくなるのです。

「いや、自分はよく考えてから行動に移す」という人は、よく自己観察してみてください。
行動するときに考えているのは、「いつ、どのようにするか」という部分です。
「するかしないか」は、考えるのではなく、決定するのです。
あるいは、決定することもなく、し始めるのです。

「するかしないか」を考えたり迷ったりしたら、それはもうかなり「しない」ほうに針が傾いているといっていいのです。

スポーツクラブに行くか行かないか、というようなことから人生のもっと大切な決断まで、考えればいい結論が出るというものではなくて、答はもっと内側で決まっていると考えるべきなのです。

それに素直になれるかどうかです。

迷ってから行動に出ると、行動自体もすっきりせず、結果もよくないことが多いのです。

無意識は「する」。
意識は「考える」。

このことについて、次回も考えたいと思います。



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意識と無意識 / comments(2) / trackbacks(0)
Comment








なるほど〜。
考えた時点で「しない」方向に傾いてるんですね。
勉強になります。
考えない。というのも良いかもしれませんね。
from. さはら / 2009/10/22 11:20 AM
心理研究会の申し込み、ないのですか?
自分が東京近郊だったら迷わず参加するのに
、お近くの方、もったいないです。
from. / 2009/10/20 10:06 PM
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