INNER LIFESTYLE DESIGN
 〜ナチュラルに生きる方法論序説
心が大事の会は何をするための会なのか?
表記の疑問に、我ながら悩んでいたのです(笑)。

何かいいこと、意義のあることだという感覚はあるのですが、どう説明したものか。

しかし、今日の明け方に答がぴーんと来たので、発表します。



【創造的意識の開発】
物事を多面的に見る能力を高め、心が柔軟に活動できる基礎を作る。創造力、想像力、直観力、表現力、コミュニケーション能力、思考能力、感受性を磨く」


すごい目的です。
きっと参加者も「そうだったのか!?」と驚くかもしれません(笑)。

じつに包括的で、>あれこれと欲が深いものだから、短い言葉か浮かばなかったのでした。

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「心が大事の会」の秘密 その2
「心が大事の会」の感想レポート、さらにアップします。

●40代男性のレポート

「一昨年11月に、ふっと眼にした村松さんのメルマガを見て「心が大事の会」に入りました。
本会では、自分の子供と同世代の若者や社会常識といわれるものに惑われず自分なりに道を見つけ生きている人、また私よりも人生の先輩でありながらも若々しく・たくましく生きている女性との出会いなどがありました。そして、主催者である村松さん。深夜まで酒を飲み、話をするうちに、久々に心を動かされる人に出会った、と感じました。
ただ、良いことだけはありません。会に出席して「あまりに幼稚な考え」「視野が狭いなあ」と、いろいろと心の中に不満が出てくることも再再でした。しかし、少し日にちが経ち考え直してみると、自分の経験や知識がフィルターとなり相手を素直に観ていない、と自省させられることもしばしばです。
私は今年5月に50歳を迎えますが、年齢を重ねるごとに、利害関係のない人との出会いは減っています。「心」といったことをテーマに様々な人と語り合ったりゲームをしたり、面白いです。日常を離れることの大切さを改めて感じさせられる場となっています」

● 村松コメント

年齢・性別・価値観、みんなバラバラな人が集まる、というところがこの会のいいところです。
大学生なら大学生、会社員なら会社員、ある業界なら業界と、僕たちはふだん近い価値観、近い境遇、等質な情報を持った同士で群れ合っていることが多いのですね。

そういうことが世界観のすべてになってしまうと、ふだんの世界の外側に出たときに、コミュニケーションがうまくいかなくなってしまいます。
コミュニケーション以前に心がその世界だけに適応して、柔軟性を失っているのです。

価値観が違うからこそ、話し合ったり理解しあったりに価値があるのです。
最初から価値観がいっしょであれば、なにも話す必要がないのです。
同意だけで会話が成り立つのであれば仕事量はゼロといっていいのです。

差異があるから一致があり、一致があるから差異がある。コインの裏表のようなものです。

そういう差をいろいろと楽しみつつ、最後に懇親会でわいわいする、というのを毎月繰り返しているわけです。

ぜひいちどご参加ください。

本当に気楽な会、というか、むしろ、気楽にしていないと参加できない会です。


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「心が大事の会」の秘密
「心が大事の会」というのは、一体何をやっているんだろう? と疑問に思っている方は多いと思います。

多いよね?

僕だったら絶対に疑問に思うもの。
そこで、今回は3人のレポートによって、その秘密を公開します。
(たまたま男性のレポートが集まりましたが、女性参加者も4割程度います)。

秘密といっても、別に隠しているわけではないのですが、こうして公開しないと結果的に隠れてしまうのですね。

「えー、なんかわからないけど、面白そう!」と新たに参加される方をもちろん期待しています!
よろしくね!

次回は2月17日。
http://kokorogadaiji.jugem.jp/?eid=200

●20代男性のレポート
「1.30ドルのゲーム。
 これは「相手が買いたくなるような言葉を考えて、売り込む」というゲームです。場に居合わせた全てのメンバーが、売り手であり、買い手です。「断るときも理由を言わなくていい」というルールなので、「どうでしょうか?」「買います」「ごめんさい」という感じで、テンポ良く取引(?)が行われます。
 普段の顔を知らない相手、ただそこに居合わせただけの人を相手に、「その人の喜びそうな言葉を贈る」というのは、やっかいな状況です。性別、年齢、職種、みんなバラバラなわけで、とりつく島もないと言えます。黙って考え込んでしまうと、文無しになるので、売らないわけにもいかないのですが。
 最初は少し勇気がいりました。でも、やっているうちに慣れるものです。緊張していっぱいいっぱいでなくなると、「売れる法則ってなんだろう」とか「あの人の買う傾向は」と、分析する余裕も出てくるくらいです(しかし、そういうこと考えだすと、ぱったり売れなくなる不思議)。
 このシンプルなゲームから、いくらでも「言葉の法則(仮)」を作り上げられます。「相手が売りこんできた言葉はヒントにできるかも」「自分と考え方が近そうな人が案外と買ってくれない」「シンプルに書けばいいのに、つい余計な言葉をつけ加えがち」「素直が一番難しい」など。やっぱり仮説でしかなくて、次の機会には全然通用しなかったりするので、考えるのは無駄なような気もします(でも、考えちゃう)。
 頭で言葉をつないで組み立てるのではなく、感じたことをダイレクトに書く。これが個人的には泣き所なので、毎回とても勉強になります。

2.ワールドカフェ方式のディスカッション。
 一つのテーマを元に、数人のグループで話し合います。この方式の良いところは、「グループに一つだけある石を、いま掴んでいる人が発言できる」というルールを取っていることです。つまり、石を持っている人の話を、他の参加者は最後まで黙って聞くというのが、約束ごとなんですね。石がテーブルに戻されたら、次の人がまたそれを取って、自分の考えたことを喋る。
 このようなやり方なので、議論が白熱することは、まずありません。終始、静かに進行します(笑いは時々起こりますが)。自然と「ずっと黙っている」という人は出ません。たいてい何か発言します。参加してみれば、特に怖いことでもないと分かります。「たとえばこんな切り口がありますよ」という村松さんからのヒントもありますから、一人で漠然と考え込むより糸口を掴みやすい。なにより、誰もがちょっと自信なさげな手探り状態なのが良い感じです。「心」というのは言葉だけで掴みきれなくて、「正解」は誰も分かっていない。このディスカッションは、いいこと言った人が勝ちとか、お互いを切磋琢磨する、といった競争の場ではありません。
 にもかかわらず、みな真剣です。「本当のところ、これ(議題は毎回変わります)はどういうものなんだろう」という疑問への回答(大げさに言えば真理)を掴むために、協力してアイデアを出し合っている、そんな「共同探求」をする雰囲気です。
 人数が多ければ、グループの人をシャッフルして別の人と話し合います。時間が来たら、村松さんから板書をまじえた丁寧なコメント(これが深い)があって、ディスカッションは終わります。

3.マンダラ。
 マンダラは、石(村松さんが拾ってきたもの)でアート作品を作る遊びです。新年第一回は、参加者めいめいが一枚の紙と複数の石を持ち、それぞれを配置して「何かに見立てる」というシンプルなゲームになりました。過去には、参加者全員で机いっぱい使って、立体宇宙(?)を作ったこともあります。
 つるつるてんの人工物を組み合わせるのではなく、石という自然物を使うところがミソだと思います。じっと見つめると、言葉では簡単に置き換えられないような複雑なものだと分かります。「石っころは石っころじゃないか」と言ってしまえばそれまでですが、こちらが意味を与えようとすると、なんでも吸収してくれるような生き生きした存在感が、石にはあります(無機物ですけど)。
 「よりいい作品を作ろう」と考え出すと、さまざまな視点(色、大きさ、形、距離、座標、向き、その他いくらでも)が見つかって、いろいろいじってしまいます。いろんな可能性の中から「これだ」というものを作ったのに、隣の人は自分が考えもしなかったものを作っていた、ということもあります。なにが凄いというわけでもないのに、ほんのり新鮮な驚きがあります。好きな人は本当にハマってしまうようです。
 注意深く働きかければ、日常もつるつるてんになってしまうことはないんだ、と僕は勇気づけられました。」


●40代男性のレポート
「定番の30ドルゲームは、いつも新鮮に参加できるというか、新鮮にならざるを得ない感じです。なぜかちっとも「慣れた」気がしません(笑)。考えないのがコツだという意見が出ましたが、まさにそういうことなのだと思ったりします。
マンダラは最高ですね!マンダラだけでも終日飽きないかも(笑)。「石」好きにはもちろん、「石」に興味ない方々にも、出来るだけ体験してほしいと思うし、得も言われぬ面白さを共有したいと思っています。
ワールドカフェは、前回初めてでしたが、喋らないタチの私としては珍しく、かなり喋った気がします。簡単すぎるルールですが、実に効果的なものなのだと実感できました。

●別の40代男性のレポート

「ゲーム「30ドル」
いつものように言葉を売るゲームでしたが、今回「言葉を売るコツは?」との質問に、あまり深く考えない方が意外にも売れたと思ったのですが、でも実はそれが何故かよく分かっていなかったりと、まだまだ奥が深いゲームだなぁと思いました。ただ、ここ何回かやっているので常連参加の方への売り方がマンネリ化していたりもします。それでも売れなかったり売れたりするので、そこが面白い所なんですが。

・ワールドカフェ「自由について」
グループ・ディスカッションは、意外な視点を共有できていいですね。最後に村松さんの締め講義があって、今回の「自由」についても非常に分かりやすい概念ですーっと腑に落ちました。」

・マンダラ・ビギニングス
日本の伝統的な文化に特有の「見立て」を取り入れたプチ・アートなワークショップで、参加者それぞれの個性が出ていて面白かったです。これも意外な視点を感じられるので、私は好きなセッションです。いつものように全員で一つの作品に仕上げるのもアリですが、今回のように各々取り組むのもまたオツなものですね」


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